蟻の巣の近くに砂糖を山積みにしておいたら蟻はどうするのだろうか。
山積みの砂糖は、蟻にとっては無限!ですよ。但し、蟻はその量の正確さには気が着くわけでもなし、とにかく本能の赴くまま 取って巣に持ち込もうとしますよね。
そして最後には?・・・・どうなるのだろうか?。自分達にとっての、応分の分け前を確保したら、そのあとは放棄すると思いますか?。仕事を止めると思いますか?。
止めるとは思いませんね。
そのような事例が彼等の生存の歴史に頻発するのであれば、対応の仕方も長い歴史の中で修得していくのでしょうが、彼等の生存の歴史の中にはそんな事例が無い筈だし、そこでは本能の赴くまま死ぬまで自分の役目を果たすべく徹底的に頑張るでしょうね。
然し、砂糖に群がるのは蟻のみにあらず他の いろんな昆虫類も当然ながら群がって来ます。どのような形でか争いも勃発するでしょうよ。争いに破れた蟻の死骸も結構な数になりますよ。イヤその結果、もしかしたら全滅に近い敗北を喫するかも知れません。
哀れだとは思いますね。然し自然の法則は冷酷冷徹です。蟻達は文字通り、死骸を乗り越えて、全員、“死ぬまで働いて役目を果たします”。つまり、遅かれ早かれ、砂糖の山を目の前にして全滅してしまう。これがその結果だと思うのですが間違っているでしょうか。
尤も、働くのは「働き蟻」で、その他の蟻には無関係かと思いますが、いずれにせよ働き蟻が全滅すれば、自ずと他の蟻も追うようにして死んでいくでしょうね。
現在の「我々人間と地球との関係」は、それと同じようなモノだとは思いませんか?。
勿論、目下のところは 人類の滅亡に連なるようなモノは 目に見える形で我々を襲って来る兆しは見えませんんが、それは我々は蟻と同じで、見えないのは我々だけであって、温暖化を筆頭として、増大し続ける人口、それに比例して、幾多の消滅していく動植物や自然の景観などなど、巨視的に眺めれば一目瞭然の状況だと思うのですが いかがでしょうか?。
我々の未来にやって来るのは何でしょう?。この場合の蟻と同様、人類社会の破滅 そして人類の滅亡だとは思いませんか?。
人間には節度がある・・・こう云われるかも知れませんが、 満腹を知らない人間社会ですよ。
100年後、1.000年後、を考えて下さいな。巨視的に見渡せば、資本の論理には本来節度とかの道徳は無縁 なのです。
(以上 私がHPに載せた論調からです。)
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