2012年8月10日金曜日

先取り発言

原爆2度、加えて ソ連軍侵攻、と、矢継ぎ早に展開していく戦況に、一般国民は、どう思って何を考えていたのか?〜。
 ただ、我等 当時の少国民は、それであってさえ この戦争は神国日本の勝利によって終わる、と、当然ながら、そうは考えていましたが、いかんせん、それを裏付けるデータは何もありませんでしたが〜。

 それでなおかつ勝利を信じていたのは、もし敗北で終わった場合の未来図が画けない、と、これがあったでしょうか。

 仮に負けたら日本人すべてが鬼畜米英の奴隷となって連れ去れてしまう-----それへの恐怖、そんな恐怖心も確かにありましたよ。
 加えて、屈強な若者達は、すべて銃殺されるとか、女性は、米国本土へ攫われて連れていかれてしまう、とかとか、そんな、ひそひそ話も結構聞こえて来ましたよ。

 それら、この私に限らず、日本人すべてに存在した心情を、大きく見据えていたのは、日本人の上層部であった以上に、彼等米軍に於いても、更なる考察を重ねていたのでしょう。
 山形市にやって来た進駐軍の将校が最初に市民に向けて発言したのは、なんと「爆撃されずによかったですねえ」これでしたからね---------。

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