2012年11月8日木曜日

重爆撃機「富岳」



以下 
この絵に関するような私の当時のコメントから〜。
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戦後明らかになった日本軍の試作機の中で、異色なのは、この富嶽である。戦局を一気に挽回させるべく、アメリカ本土を直接爆撃するために考えられた超重爆機である。
「ゼロ戦」と「戦艦 大和」がノスタルジックに心をとらえているのと同じように、この富嶽に幻を描いて戦争を なつかしむ風潮は、今の高年層の男性に確かにある。
満たされぬ その夢は、逆転シリーズと銘打って、ノンヒクション小説に何度となく登場してくる。
「富嶽」に乗って、アメリカ.タコマ にあるB-29製造工場を爆撃すると云う架空の物語が多い。
バカみたいなハナシであるが、本屋の店頭には、この種の本が50年たっても、ならべられているのを見ると、この幻の物語に酔いしれる者が結構多いとなる〜。
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富嶽は構想の段階で中止になって、模型も出来ないまま没になった。
その最大の理由は、巨体を支える高出力のエンジンの開発が出来なかったためである。

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以下は、更に、その当時のコメントで〜

出来もしないのに、国力不相応の機種を考えた当時の指導者層の心情にやりきれないむなしさを感じる。

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※ 以上、こう書き綴った当時の自分にこそ空しさを感じますなあ〜。

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