2014年9月13日土曜日

白壁の家は〜



この辺一帯は 新興住宅地であるだけに、昔ながらの 白壁の蔵とかなると、時には それらしきモルタルなどの住宅にはお目にかかることはあっても、本モノの白壁の家にも蔵にも、全くお目にかかる事はありませんね。

 白壁の土蔵と云えば〜〜------
その昔々 我が家の近くに その土蔵があって、そこからは いつであれ ピアノの音が聞こえていましてね。

-------そんな場合となると、何かしら 細身で顔の白い無口の美貌少女が弾いているとか、そう思ったりして------ その少女も、やがて 肺病になったとか、とのウワサが出て、それっきりでハナシもオシマイになったりして--------と、まあ〜まあ〜そんな筋書きがここにもあって不思議ではないだろうとかとか、そんな気持ちで聴いていましたよ〜。

「月光の曲」が、勿論中身は違ってはいましたが、教科書で教わりましたしね。

 ----------- 残念なのは、まもなく、ピアノの音の主は、細身の美貌少女で あらずにして、師範学校に行っている その家のお兄さん-------と聞き、更に、弾いていたのはバイエルの最初の方であったと、これまた聞き及んで、ステキな夢も 簡単にオワリとなった次第でした。

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