大東亜戦争(太平洋戦争)は、昭和16年12月8日に始まったわけですが、当初の頃-----と云うよりは、中程に到る迄、巷(ちまた)に流れる風評としては、この戦争には負ける----------との隠れた戦評が かなり多く語られていましたね。
連日の如く、ラジオからは 軍艦マーチが鳴らされて、勝った勝ったの戦果が報じられていた最中に於いても、その風評は消えていなかったような気がしますが?〜。
そんな当時、学校で戦争に関して、綴り方(作文)を書かされた時も、戦果を礼賛する文面を並べてはいたものの、最後の方に、この戦争は負けるとまわりの大人達が云っていました ----------と、この私も書いた記憶が確かにあったのですが、御丁寧に先生の方でカットされて、妙な気分になったのも確かでした。
----------それは私の小学校 2年生(3年生の始め?)の時でしたよ。
思うに、仮に、そう戦闘が展開し始めた頃に感じるであろう敗北感を それが到る前に心の中であれ準備をしておかないと、との、当時の日本人ならでの小心と度胸の無さを示しているのではないか、と今でも そう思っている次第ですが。
事実、戦争の後半に至り、雪崩の如く敗北が続く様になって、それ見た事か、と心の中で、快哉を叫んだ一般の大人も結構いたのではありませんか。
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