2015年5月9日土曜日

「われは信ず」

われは信ず

一、ジャングルに深くこもれば
雨は夜々肌(はだ)へを洗ひ
壕内に日々を送りて
敵弾を常に浴びつつ
いつの日に友軍機飛び
糧来るや、われらは知らず
されど ただ われらは信ず
われらは勝つと。

二、幾日ぞ弾丸(たま)を撃たざる
幾日ぞ米を食はざる
屋根なせる「星」の翼に(※ここでの「星」は敵の飛行機のマーク)
ジャングルに木のかげは失せ
嵐なす敵の弾丸(たま)に
つぎ つぎ に友はたふれぬ
されどなほ われは信ず
われらは勝つと

三、みかへれば、やせさらばえて
肉そげし、ほほよ 腕(かひな)よ
よし弾丸(たま)は免れ得とも
長くよし 生きてあるまじ
友軍機いまだ飛ばざる
糧秣(りょうまつ)も遂に来らず
しかも尚われらは信ず
御国(みくに)は勝つと
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以上、小学校時代、戦争も最後の頃だったでしょう。

これを先生が黒板に書かれて、それを写した生徒達の手先は私を含めて ぶるぶる震えていましたね。

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