2012年4月12日木曜日

小学校4年生のテストから

 私が受けた 小学校4年の時の修身の試験問題と回答(昭和18年 開戦2年目)

 
 一、神嘗祭(註 「かんなめさい」)は何月何日ですか
 十月十七日です

 どんな祭りの日ですか
 今年の初穂を伊勢の神宮へおあげになる日であります。そして神宮へは勅使が立ちます。半丸
(五穀豊穣を祝い、天皇陛下が今年の初穂を伊勢神宮におあげになる日です。天皇陛下の勅使が神宮へお持ちになります。)

 二、明治節は何月何日ですか
 十一月三日です。

 どんなお祝いの日ですか。
 明治天皇がお生まれなった日であります。半丸 
 (新しい日本の礎を築かれた明治天皇がお生まれになられたのを祝う日です。)

 三、山田長政といふ人はどんな方か、みじかくよくわかるやうにかきなさい。
 日本の武名を南方の天地へととどろかしました。外国へ行った日本人で長政ほど高い地位にのぼり日本人のために気をはいた人です半丸
(山田長政はシャムに渡り成功し、高い地位まで上り、日本人ここにありと気を吐いた立派な人です。)

 四ことばづかいがぞんざいであれば、その人がどうみえますか。
 ことばづかいがぞんざいであれば「人がらがわるくみえます。」

 五、大詔ほうたいび(註「たいしょう奉戴日」)は何月何日ですか。
 十二月八日です。
 みんなはその日にどんなことをしましたか。
 六時半から「ぎょうてんどういん(註 暁天動員)」をして さうじ(註 掃除)をして 学校では「しょうしょ(註 詔書)ほうどく(註 奉読)式」をしてその日をりっぱにすごしました。半丸
(六時半に起き暁天動員の掃除に参加し、学校では詔書奉読式を行い、全校生徒と共に改めて日本の戦勝のため頑張る事を誓いました。)
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 註:この頃はまだ戦局は表面的には優位に立っていた頃です。その優位さを維持すべく、国家は すべての国民の意識を 天皇を中心にして大きく昂揚させようと懸命に働きかけていたのでしょう。
 私共も覚えるべき事柄を必死になって覚えるように努力していました。
※ 因みにこの試験の評価は「良」で「優」ではありませんでしたね。半丸が多すぎました。
  内容把握不十分に加えて文章もまずかったな。
この試験問題を見て、現在、満点を取れる児童は皆無でしょうね。
 当たり前ですが、それが当たり前でなかった時代もあったのです。 

 又、どんな回答を書いたら満点を取れたか、文章のまずさとは別に内容中心に現在の大人でも考えてみる価値があるかも知れません。
  そのためには、問題の中に出て来る単語が分らないと始まりませんね。
 [神嘗祭]なんて聞いたことありますか?。

  ※( )の文面は、こんな回答を書けばよかったかな、と思い 改めて書いてみたものです。


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