ランドセルとなると思い出す事があって〜それは、前にも載せた記憶もあるので〜重ねてのアップになりますが------。
私が小学校に入ったのは、昭和14年、開戦の2年前、そんな頃でした。
その頃は “ 代用品 ” のハシリの頃だったと思うのですが、私が買ってもらったランドセルは立派なシロモノで、黒光りのする堂々としたランドセルでしたね。
ただ、すぐ気がついたのは、それは皮製ではなく、その代用品時代を反映して、なんと、プレスした紙で作られた 紙製ランドセル だったのですよ。
こんなのイヤだ、と、大泣きして騒いだのですが、兄貴から一発食らって、しぶしぶながら、それを背負って入学式に出た次第でした〜が、勿論、それもそれでしたが、とにかく その後もイヤでしたなあ〜。
ただ、ランドセルを背負っての登校は危険だ、と云う事で、三年生の頃からだったか、風呂敷包みに変更され、その紙のランドセルで通ったのは短い期間で終わったわけですが、その時の恨みつらみは結構長く続いた記憶がありますね。
ともあれ、時代は そんな時代で、それも急速に貧困の世界?へと転がり落ちるようにして終戦を迎えたわけでした。
勿論、終戦によって貧困の生活は更に悪化したわけで、ランドセルは殆ど影をひそめ、大半は戦中から続いた風呂敷包みになってしまった〜と------- そんな、なんでかんで、メチャクチャな時代をくぐり抜けて現在に至った〜と、まあ〜まあ〜しがない時代記憶が残っている、との一説でした。
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