2010年12月22日水曜日

服部時計店

 
 
 服部時計店と聞くと、つい昔々を思い出しますね。

 ヤレ、“トーキョーさ行ってサ、銀座の柳を見てきた ” とか ---------“三越のライオン障って来た”・・・とか、
 ----------“ 服部時計店 の、あそこの向い角のビルデイングに「ネオンサイン」がいっぱいついていて、それはそれはキレイだったなア~~。” 
 ------------とか、とか ・・・そんな山形人が私のまわりに一杯 いましたよ。戦後それ程経っていない頃でしたね。

 その昔の感覚では「ハットリ時計店」と聞くと、ちょっとシモタヤ風情で、どこの町にでもある普通の時計店の感じですよね。そんな普通の時計屋さんが 天下のギンザ にあるとは、ちょっと場違いな印象を持って聞いていました。

 ともあれ、東京サ 行って来た者は 座布団一枚多く敷いて、集まったシモジモを見下ろしてハナシをする風情でしたナ...。

 因に「ギンザ」、その発音は 当時の山形では、どちらかと云うと「ギインザ」に近い発音で、それも 口を横一杯にして発音した場合の綺麗な発音ではなく、口を縦に?に すぼめたような開け方で重々しい「グインザ」、これの方が正しいかな。それが多かったみたい。どっちにしても典型的なズウズウ弁、そんな大勢さんが車座になって東京見物のハナシに聞き惚れていた時代でした。
 
  ※ 私の故郷 山形市にも 服部時計店 があったような気がして検索をしてみたのですが出て来ません。無かったかなあ〜。
 それはそれ、この私も、始めて上京して、その服部時計店を見上げた時は感無量!でしたなアーーー。

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