敗戦を覚悟し
死に思いを巡らせ
心残りを手記に記す
父母へ今までの恩を感謝し
これからの不孝を詫びる
兄弟へ今までの苦を労い
これからの不義を悔やむ
戦争に衰弱し疲弊し
考える事もままならず
戦禍の流れに埋没し
狂気の波さらされても
悲しみの中に
死後と故郷を重ねて思う
日本の在り方に懐疑しながら
それでも尚国のためにと散って逝く
聖書の中に答えを見出しながら
それでも正せず無念に散って逝く
戦争を避ける道を思いながら
それでも悲しみ背負い散って逝く
ある者は死を恐れ
悲しみ携え散り逝き
ある者は死を受け入れ
堂々と別れ逝く
荒れ狂う
戦禍の嵐に
散り逝くに
己の思い
手記に託して
※ 検索で探した文面ですが出典先URLの記入を忘れました。
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