2012年12月3日月曜日

悲しみよこんにちわ. .       


フランソワ・サガン)

私は東北の生まれ、小学校に入る前には、ボロのカスリの着物を着せられて裸足で遊びまわっていました。小学校時代に入ってからは戦争で、6年生で終戦でした。戦災は受けずに済んだ土地とは言え、戦中戦後にかけての惨澹たる辛苦は一通り体験しています。

 思春期から青春時代は、ニキビ面の大飯食い。納豆、とろろ、などをメシにかけ味噌汁注ぎ込んで ザ、ザ、ザ・・・と呑み込んでそれで終わり。口から出る言葉は典型的なズウズウ弁。
 そんな私の先祖は多分単なる水呑み百姓だったと思います。偉い先祖は皆無です。

 ・・・・その私がフランソワ・サガンを読んで
どうすんのよ?。・・・まず、その「照れ」から来るたじろぎがありました。高校時代の事です。この本は私などが読むのではなくして、ハナシに聞く 〇〇女子大付属高校、学習院女子ナントカ、フエリス??、そんな素敵な女子校生達が読む本であって、ズウズウ弁の田舎者には無理だと決め付けていました。

 ----このような前置きの次には意外な展開が待ち受けているのが普通だと思うのですが、残念ながら予想通りの筋書きになって、読み切ったという事実は残りましたが、中身については何も残らず現在に至っています。ついでに、と思って「ブラームスがお好き?」も読みましたが結果は同じでした。最後に主人公の女性がクルマに乗って事故?自殺?をするシーンがあったと思うのですが、これは「悲しみよ・・・」だったか「ブラームス・・・」の方だったのか、それもはっきりしない儘です。

 この記憶喪失がもたらした結果については、かなりの同調者(年輩の男性に限るとは思いますが)がいるのではないかと思うのですが、どうでしょうか。

 本当なら、ここで図書館に出向いて、悔しさを取り戻すべく再度読んでみるか、又は、せめてもダイジェストにでも目を通して記憶を取り戻そうと頑張ってみるか・・・となると思うのですが、多分もうムリだろうと観念して止めています。

 どなたか、この本について云いたい事コメントしたい事があったらご連絡下さい。このページに掲載させて頂いて広く意見を集めたいと考えていますので・・・。


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