2012年12月11日火曜日

新円証書


戦後間もなく、預金封鎖、新円証書、とか、いろいろと政府による非常手段が取られ、実行されましたね。

 新円証書とは、手持ちの紙幣に「証書」が貼られる(載せた画像参照)------- との事で、そんな事も確かにありました。

 それはそれ、当時、母親が申すには、我が家には「証書」が貼られる紙幣の手持ちは無いので、申告したりする必要もナシ、従って、別に何の心配も無い-------これでしたよ。
 まあ〜父親に病気で死なれて、その後は、収入も碌に無し、あるのは父親が蓄えてくれていた貯金が少々〜〜 (但し、急速なインフレで  それらは間もなく紙くず同然)と、それだけで、あとは母親が内職でやる針仕事、それがすべて。
 それでいて5人の子供を抱えて-------と、今更ですが、それで、よくぞまあ〜切り抜けられたもんだと、感服の極みですよ。

 そんな親に、かっての この私が「ワセダに行きたい」と申し出た時は、ワセダとは何なのかチンプンカンプンで通じませんでしたね。
 それが何であるかを知っていたら私は絶対に行けなかったと思いますよ。
 それはそれ、勿論 家からの仕送りゼロで、夜はバイトの連続で乗り切りましたが。
 因に、奨学金、等のカネも家庭に不安あり、で、一切貰えませんでしたよ。

 奨学金とは、カネを持っている家柄でないと、貰えないバカみたいなものなのですよ。

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