2010年3月14日日曜日

浦島太郎


浦島太郎には諸説がある。
「日本書紀」による話
「丹後国風土記」にある話
「万葉集巻九」による話

「お伽草紙」では------ 以下。

 丹後の国に浦島という者がおり、その息子で、浦島太郎という、年の頃24、5の男がいた。

 太郎は漁師をして両親を養っていたが、ある日、釣りに出かけたところ、亀がかかったが、「亀は万年と言うのにここで殺してしまうのはかわいそうだ。恩を忘れるなよ」と逃がしてやった。

 数日後、一人の女人が舟で浜に漕ぎ寄せて自分はやんごとなき方の使いとして太郎を迎えに来た。姫が亀を逃がしてくれた礼をしたい旨を伝え、太郎はその女人と舟に乗り大きな宮殿に迎えられる。

 ここで姫と3年暮らし、太郎は残してきた両親が心配になり帰りたいと申し出た。姫は自分は実は太郎に助けられた亀であったことを明かし、玉手箱を手渡した。

 太郎は元住んでいた浜にたどり着くが、村は消え果ていた。ある一軒家で浦島何某の事を尋ねると、近くにあった古い塚がその太郎と両親の墓だと教えられる。絶望した太郎は玉手箱を開け、三筋の煙が立ち昇り太郎は鶴になり飛び去った。(検索より)
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 桃太郎のハナシは、数ある昔物語りでダントツ異質です。時間空間を超えた異次元のハナシですから、現代人もアッと驚きますよ。
 ただ、似たような筋書きが多く、載せたハナシでも、最後は白髪のお爺さんにはならず、鶴になって飛び去ったとありますね。

 ここでのハナシは、ハナシそのものは別に、異次元世界を創造した作者に最敬礼、と云うところでしょうか。
 載せた絵は、戦前に人気だった「講談社の絵本」。

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