2010年11月26日金曜日

孔子と顔回


 

 「ああ、天は予(よ)をほろぼした。天は予をほろぼした。」
 七十歳の孔子は、弟子顔回の死にあつて、聲をあげて泣いた。
 三千人の弟子のうち、顔回ほどその師を知り、師のへを守り、師のへを實行することに心掛けた者はなかつた。
 これこそは、わが道を傳へ得るただ一人の弟子だと、孔子はかねてから深く信頼してゐた。その顔回が、年若くてなくなつたのである。
 「ああ、天は予をほろぼした。天は予をほろぼした。」
 まさに、後繼者を失つた者の悲痛な叫びでなくて何であらう。
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 これは小学校5年の時に教わりましたね。上に載せた文面は、それからの抜粋です。
 その時の教科書に載っていた孔子の挿絵を、何枚か模写?した記憶があります。
 但し、当時の教科書の、その挿絵を捜したのですが、この方は出て来ませんでしたね。
 --------------と云う事で、似ている絵を取り出したのですが向きが逆だったので、反対像にしたのですが、着付けなどで正確ではないのかも知れませんが、ざっと、このような絵でした。

1 件のコメント:

  1.  文面に 口 があって、文字が欠けていますが、そこは「教」の文字が入ります。
     どうして それが欠字になったのか理由は不明です。
     もしかしたら、ここでも欠字になるのかも知れませんね。
     ともかくも「おしえる」の漢字が入ります。

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