( 左下 頁の最後の黄色い箇所)
「比叡」への道-------瀬戸内寂聴
〜 泰範は最澄の最愛の弟子だったが、この頃から、なぜか最澄の寵愛を迷惑がっていた。二人の仲にはエロス的愛を認めたがるむきもあるが、残されている最澄の手紙は、まさしく恋文で、そうとられても仕方がない。
最澄と空海の決定的離反のかげに泰範の存在があったのは、これも歴史が証明する。空海が泰範の代筆をして、こっぴどく最澄に反逆したのだ。泰範は恩義あるある最澄を見捨て、空海に乗り換えた。いいかえれば、空海は最澄から泰範を奪ったということになる。
最澄は空海と絶交せざるを得なかった〜。
文=瀬戸内寂聴。
---------------------------
あの時代、このような揉め事?があったとは俄に信じ難いにせよ、エロスとなれば 時代を超えて現代に至るまで形を変え延々と、水面下であれ、どこであれ、出ては消え、消えては出ているのが、人間の為せるワザ でしょう〜。
それにしても、空海と最澄とのエロスの争い!?〜ですヨ!。
瀬戸内寂聴も堂々たる筆運びで しっかと書いているわけですからね!。
0 件のコメント:
コメントを投稿