2011年2月27日日曜日

お雛様

 
 
 思えば、昔々の我が家には八段飾りの立派なお雛様がありましてね、子供の頃から、それを飾るのが何よりの楽しみにしていましたよ。

 それはそれとして---------終戦も間もなくの頃、その日が来ても母親は少しも その気にならず黙っているだけ--------。
 聞きただしたところ、その お雛様は、とっくに我々の胃袋に入ってしまっているとの返事でしたよ。
 ??----------つまり、ヤミ米を買うのにカネも無く、やむを得ず お雛様を放出して その代金に当てた、との事でしたよ。
 一瞬、世界がグルグルと廻りましたよ。

 然しなあ〜母親の有り難さをこの時程感じた事はありませんでした。
 その母親も、この世から去って何年になるのか、いかにも遠い遠い昔の出来事〜。

 この世には、これと似た例はワンさとあるのではありませんか?。

0 件のコメント:

コメントを投稿