2011年2月27日日曜日

戦艦大和の絵


 
 今朝の新聞(朝日)に載っていた戦艦大和の絵です。

 戦艦大和の絵となると、この絵のように、空から前方下の方に大和を見る------つまり俯瞰する、と、確かに、その角度からでの作品が多いような気がするのですが?-------。
 然し、実際を考えてみるに、大和の乗務兵は勿論、接岸されている時での外部人間の視線、それら圧倒的多数の者にとっては、その殆どが俯瞰しての視線ではなく、仰ぎ見る視線、これが大半だったと思われるのですよ。

 仰ぎ見る視線であればこそ、その大和の巨大さが実感として湧いて来たと思うのですが、空から下を見る視線(俯瞰)では、操縦に忙しい飛行機の操縦兵か、射撃手、そんなところで、安閑として眺められる立場の者ではありませんね。勿論スケッチなどは論外でしょう。写真は当然ながら可能ですが。
 それは別としても、俯瞰する視線からでは圧倒される感じは全く出ません。畳の部屋でオモチャの戦艦大和を弄くりまくっている程度の安っぽい?印象が残るだけですよ。

 然し、不思議なのは、この絵の作者は、かって “ 僚艦から見た大和 “ としてあります。
 ------- そうだとすると、俯瞰も仰瞰も不可能で平行線に近い角度となります。残念ながら、その視点からでは、この絵は生まれません。この絵は間違いなく俯瞰からの大和の絵です。

 いかがでしょうか?。

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