モノの評価にはいろんな基準があって、いくら戦争とは言え、単に優秀だからいい、とばかり言えない面があります。ただ、当然ながら性能が優秀である点は絶対的条件ですが、製作に いろんな困難な条件を含んで生産生がワルイ、とか、操縦性にも問題があるとか、いろいろ出て来ると思われるのですよ。
・・・・そんな事もあってか、この戦闘機には一体どんな 問題点があったか、私が知りたい点は何か・・・と、これを書いてみたいと考えた次第でした。
●まず、この飛行機の部品点数は、いくつだったのか。(少ない方がいい。)
●部品点数一点はいくらとなったか(納入価格と製造原価、そして台数)から算定して。(安い方がいい。)
●総部品の点数で全体の重量を割算したら、一点当たりの目方が出ますね。それは 何g だったか。(軽い方がいい。)
以上の3点の関門をクリーアーして、それを土台にして 同じ条件で他の機種との優劣を判断すべきだと思いますね。
紫電はゼロ戦よりは優秀だったと云われていますが、果たして上記条件を どれだけクリアーしていたのか、どうか、部品点数が多すぎて生産に困難を来たした、とか、モノによって高価な部品部材を使わざるを得なかったとか、目方が かかり過ぎて操縦性に問題が出た、とか、結果的に一台当たりの単価が高すぎて それが量産でネックになった、とか、いろいろ出たと思いますよ。
国家存亡の折、そんな事に拘泥している場合ではなかった、とかの反論が出るかも知れませんが、それだからこそ効率の良い生産を継続するための条件を勘案すべきだと思うのですよ。冷静な人材の有無も戦局に大いに関係したでしょう。
「参考」紫電は水上機からの延長開発でした。従って 当初は中翼でしたね。
以上、私のHPからで、この文は以前にも載せた記憶もあるのですが〜。
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