戦時中での「初等科国語(5)」 より。
大八州(おおやしま)
この国を 神生みたまひ、
この国を 神しろしめす、
この国を 神まもります。
島々 かず多ければ、
大いなる 島八つあれば、
国の名は 大八州国。
日の出づる 国にしあれば、
日の本と ほめたたへたり。
島なれば、海めぐらせり、
山の幸 海幸多く。
青山に こもる大和(やまと)、
春秋の ながめつきせず。
稲の穂の そよぐかぎりは、
あし原の 中つ国なり。
大舟の 通いもしげく、
浦安(うらやす)の 国ぞこの国
浦安の 安らかにして、
天地(あめつち)と、きはみあらず、
細戈(くはしほこ) 千足(ちたる)の国は。
「註」八州との数字は多くの島からなる国、との意味があって、この場合は、必ずしも八の数字に拘る事はない、との事。
八は聖数とされ、また漠然と数が大きいことを示すことにも用いられた。
「註」ウソ八百?ー ← これは、この私が思い出した事で〜。
「註」かって近所に「八島さん」との姓の方が おられましたね。何か根拠があったのかな---- 。
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