2011年2月11日金曜日

紀元節

 
 
 昔は祝祭日は原則として授業は無い代わりに、学校では長々とした “ 式 ” が行われていましたね。今日は「紀元節」でしたから、通常通りに登校して、紀元節の「式」が行われていました。
 この「式」がいやでしたねえ〜。面白い事は何もありませんでした。まず校長先生が読み上げる「教育勅語」を始めとして、来賓の方々の祝辞が延々として続いたものでしたよ。当時ですから、古式?に則って、それなりの様式で行っていたのでしょうね。
 特に その来賓の祝辞、それは巻物風の用紙に長々と筆字で書かれた祝いの言葉、それが長いんだよなあ〜。
 憶えている御同輩も結構居られるのではありませんか。
 紀元節の時は式が終わると、各人に何かご褒美が出た とのハナシも聞きましたが、私等の場合は戦争の時代だったので、何か貰った記憶はありませんね。

 下記はその式で歌われる「紀元節の歌」です。
 この歌の練習を加えて、式そのものも、前もって長々と本番さながらに練習させられるのも、これ又 苦痛のタネでしたね。
 載せた絵は「金色の鳶(とび)」で、紀元節に関係のある鳥ではなかったかな。但し、詳しくは忘れました---------ご免なさい。
一、雲にそびゆる髙ちほの髙ねおろしに艸も木も
  なびきふしけん大御世を仰ぐけふこそ樂しけれ
二、うなばらなせるはにやすの池のおもよりなほひろき
  めぐみのなみにあみし世を仰ぐけふこそたのしけれ
三、天つひつぎの髙みくら千代よろづに動きなき
  もとゐ定めしそのかみを仰ぐ今日こそたのしけれ
四、空にかがやく日の本の萬の國にたぐひなき
  國のみはしらたてし世を仰ぐけふこそ樂しけれ

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