飛鳥(あすか)は現在の奈良県高市郡明日香村大字飛鳥あたりと大阪府羽曳野市及び太子町あたりを指す地域名。2つの飛鳥を区別するために、河内国(大阪府)の飛鳥は「近つ飛鳥」「河内飛鳥」とよばれ、大和国(奈良県)の飛鳥は「遠つ飛鳥」・「大和飛鳥」とよばれる。この場合の「近つ」、「遠つ」は都があった難波宮(大阪市中央区)からみてちかいかとおいかによる(なお、遠つ飛鳥と近つ飛鳥を逆に解する説もある)。
現在では単に「飛鳥」といった場合には、大阪府の飛鳥(河内飛鳥)ではなく奈良県の飛鳥(大和飛鳥)を指すのが一般的である。したがって、ここでは奈良県の大和飛鳥について記述し、大阪の飛鳥は「河内飛鳥」の項目に記す。
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「あすか」の語源については外来語由来説、地形名称由来説などがあるがはっきりとしたことはわかっていない。
『万葉集』に「飛ぶ鳥の」歌がいくつかみえる。
- 飛鳥(とぶとり)の 明日香の里を置きて去(い)なば君が辺は見えずかもあらむ(1-78)
- 飛鳥の 明日香の河の上ッ瀬に生(お)ふる玉藻は下ッ瀬に流れ触らふ玉藻なす(略)(2-194)
- 飛鳥の 明日香の川の上ッ瀬に石橋渡し下ッ瀬に打橋渡す石橋に生ひ靡(なび)ける(略)(2-194)
「飛鳥」を「飛ぶ鳥」とよませ、「明日香」の枕詞となっていることがわかる。ただし、飛鳥の地が近隣の他の地とくらべて格段に鳥類が多く飛んでいたという事実はない。
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以上、検索より。
つまりは、はっきりとは分からない-------とのようです。いずれにしても、その語感から来る魅力?はさておいて、「飛ぶ烏」だの「明日の香り」だのと、結構オシャレな地名ですよね。
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