広島に新型爆弾が投下された、との、その時の新聞切り抜きですが。
広島に投下されたのは、風評で知った 原子爆弾とか申すヘンな爆弾ではなく、輻射線爆弾??------------ 当然ながら こちら子供でしたから、そう考えて、大した事はない、とラジオ放送に右倣えで判断していましたね。
とにかく、“ 放射能 ” とかの文字は、風評ではさておいて、新聞紙上では一度も目にしませんでした。
従って、対策として列記されているのは-----[輻射線(紫外線を主とし熱線及び可視線が伴ふ)による火傷効果が大きく爆風破壊も従来の爆弾に比し甚大であるから、特別の警戒が必要である。......そのためには------白い服を着る。なるべくメガネをかける。曇天又は雨天の日は輻射線は減少するが晴天の日には充分注意する。中空に閃光を認めた時は伏せる。防空壕は在来のものでよい。火傷の療法は一般の火傷と全く同じだから動植物油を二倍か三倍に薄めそれを常に携帯する事。....]これですべてです。
つまり「放射能」との言葉を意図的に避けた文章になっている-----これがホントのところだったのでしょう。
政府が隠していた実態 --------- ヒロシマの 実際は、その後、明らかになるにつけ ご存知のように目も当てられぬ惨憺たるものでした。
ともあれ、当時の私共は、実際の原爆の惨状は知ったにしろ、原子爆弾なる 超 恐ろしいモノの実態は知らされないトンチンカンな時代でした。
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