2014年5月25日日曜日

すめらみくにのもののふ



 私の兄は文字通り「すめらみくにのもののふ」でした。

以下 詳しくは下記を ご参照下さい。
01-「天皇」の読みと由来
我々は、天皇を「てんのう」と読む。
古くは、「スメラミコト」と言われたらしい。
また「スメラギ」や「スメロギ」などとも呼ばれたようだ。
……すめら□みこと【天皇・皇尊】
天皇を敬って呼ぶ語。
……すめら□ぎ【天皇】
〔古くは「すめらき」とも〕「すめろぎ(天皇)」に同じ。
……すめろ□ぎ【天皇】
〔古くは「すめろき」〕天皇(テンノウ)。皇統。万葉4267
「すめらぎ」と同源であろうが、どちらが古いかは未詳。
※CD版『大辞林』
実際『古事記』刊行本の多くは、「天皇」表記に「スメラミコト」とフリガナしている。
しかし疑問である。
『古事記』自体に、「天皇」を「スメラミコト」と読む根拠はない。
当時「天皇」の読みは、“自明”だった。
何も解説されていない。
古代日本語「スメラ」は、天皇に関する事柄を表す語に付いて、敬意をこめてほめたたえる意を表す接頭語であ
る。
漢字表記は、「皇」。
実際、「皇辺」や「皇御軍」という熟語がある。
……すめら□へ【皇辺】
天皇のかたわら。天皇のおそば。万葉4465
……すめら□みくさ【皇御軍】
〔「すめらみいくさ」の転〕天皇の軍隊。万葉4370
……すめら□みくに【皇御国】
天皇の統治する国。皇国。
確認のため、CD版『大辞林』で「すめら」を検索してみた。
検出されたのは、次の5項。
すめら【皇】
すめらおおもとお【社稷】
すめらぎ【天皇】
すめらへ【皇辺】
すめらみくさ【皇御軍】
すめらみくに【皇御国】
すめらみこと【天皇・皇尊】
「スメラミコト」の表記に「皇尊」がある。
この「皇尊」は、まさに“すめら-みこと”と読むことができる。
本来の表記は、「皇尊」なのだろうか。
また古漢語「社稷」が、「すめらおおもとお」と読まれるのは興味深い。
CD版『大辞林』を観てみよう。
……しゃしょく【社稷】
(1)土地の神(社)と五穀の神(稷)。昔、中国で建国のとき、天子・諸侯は国家の守り神としてこの神々を
祀(マツ)った。
(2)国家。朝廷。
(3)朝廷または国家の尊崇する神霊。「宗廟―の天照大神におはしませば/盛衰記{三◯}」
この「社稷」概念が、本来「スメラ」の意味なのだろう。
古漢語の{社稷}が、日本語として「すめらおおもとお」と読まれる歴史的事実。
それが日本語「社稷」の由来を示している。
したがって「スメラミコト」とは、“社稷を祀る命”と考えられる。
(以下略)
------- 以上、私のHPから。

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