2011年11月17日木曜日

「菊と刀」


 戦争時代、日本人が「鬼畜米英!」と叫んでいた頃、アチラでは冷徹な視点から日本人を分析していた人物がいましたね。勿論 戦後になって知ったわけですが、その人物は ルースベネデクト、女流学者でした。
 その彼女の書いた本は「菊と刀」、戦後ベストセラーになった本ではなかったですか?。
 -----------ともあれ、読んで驚きましたよ。

 「各々その所を得」-----これが確かキイワードになっていたと憶えているのですが〜〜。
 詳しい解説など出来る立場にはありませんので、興味のある方、読まれてはいかがでしょうか?。

 以下は、私の当時の感想文です。参考迄に--------。

 戦時中の、日本人が眺めるアメリカ人像は、単純で滑稽なものでした。つまり、アメリカ人はすべて残忍、残虐、で日本人の人肉を食い、日本人の頭蓋骨を飾って楽しんでいる---そのような獣(けもの)のような生き物に思われていましたね。

 一方、アメリカ人の日本人に対する見方は、もっと酷いものがあったと思いますよ。日本人は人間ではなくて、単なる黄色い動物で、アメリカ人に対抗出来るような人間とは全く思ってもいなかったと考えられていました。

 然し、日本人がアメリカ人に対する見方を幼稚なままに済ましていたのに反し、アメリカの方では然るべき人物が冷徹な目で日本人をトータルとして把握していました。戦後の日本占領政策と日本統治に生かすべくアメリカ政府が日本研究を委託したルース・ベネデクトがその人物です。彼女は人類学者の立場から有名な「菊と刀」を戦時中に書き上げ敵国日本人の姿を明らかにしたのです。
 「菊と刀」が日本で出版されたのは昭和23年、私がそれを読んだのは高校時代でした。勿論、評判の本だと知ったからでした。

 アメリカ人は単に残虐な人種だと簡単に決め付けていた日本人にとって、アメリカ人がこれ程まで日本人を研究していたのか、と、それはそれは大変な驚きでしたよ。

 それがどんな本であったか、詳しい中身については殆ど忘れ去っています。とりあえず、その本はどんな本であったか、例のように百科事典で調べてみましたが〜。

 ----------- 以下 長くなるので省略。

 興味のある方、大きな図書館にはまだあると思いますので、どうぞ〜。

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