ルース・ベネディクトの『菊と刀』(The Chrysanthemum and the Sword)は、日本文化を説明した文化人類学の著作である。『菊と刀』は、ベネディクトの戦時中の調査研究をもとに1946年に出版された。ベネディクトは、フランツ・ボアズより教わった急進的な文化相対主義の概念を日本文化に適用するべく、恩や義理などといった日本文化『固有』の価値を提唱した。
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この本を読んだのは高校生の頃だったか、本当のところ驚きましたよ。
日本の文化の基礎となると、ひと言で云えば 恥の文化 で成り立っている---------との論調でした。
ともあれ、アチラの人間は、戦争当時 敵国日本を あれ程の高度な目で見ていたのか、との、それへの驚きが大きかったですね。
日本ではどうだったか、覚えている逸話に、時の大統領ルーズベルトは、子供の頃、殺した牛の血の中で歓喜の声を挙げて転げ回っていた-----------と、そんなハナシを読んだ事がありました。鬼畜生にも勝る残忍な人間なのだ、と云った表記でした。
当然ながら、そこには “ 文化人類学 “ からの視点など皆無でしたね。
ともあれ、何事によらず、彼我(日米)のポテンシャルの違いを まざまざと見せつけられたような覚えがありました。
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