2011年4月8日金曜日

香炉峰の雪

 

 
 雪のいと高う降りたるを
 例ならず御格子まゐりて
 炭櫃(すびつ)に火おこして
 物語などして集りさぶらふに
 「少納言よ 香炉峰の雪いかならむ」と仰せらるれば
 御格子上げさせて御簾(みす)を高く上げたれば 笑はせ給ふ。

 『枕草子』< 第二百八十段 > より
------------------------------------
 ※このハナシの中の、その “ 香炉峰 ” を探してみると------------唐の詩人・白居易の『白氏文集』巻十六「香炉峰下に 新たに山居を卜して草堂初めて成り、偶(たまたま)東の壁に題する五首」のうちの第四首目に--------------
 
  遺愛寺ノ鐘ハ枕ヲ欹(そばだ)テテ聴キ
  香炉峰ノ雪ハ簾ヲ撥(かか)ゲテ看ル。

 ---------- 当時は学校でも教わりましたね。そんな事で、本モノ?の 香炉峰を探してみたのがこれでした。
 
 この件は、前にも載せましたが、写真、 絵、 を 改めて検索からお借りして、新しくしましたのでどうぞ。

0 件のコメント:

コメントを投稿