雪のいと高う降りたるを
例ならず御格子まゐりて
炭櫃(すびつ)に火おこして
物語などして集りさぶらふに
「少納言よ 香炉峰の雪いかならむ」と仰せらるれば
御格子上げさせて御簾(みす)を高く上げたれば 笑はせ給ふ。
例ならず御格子まゐりて
炭櫃(すびつ)に火おこして
物語などして集りさぶらふに
「少納言よ 香炉峰の雪いかならむ」と仰せらるれば
御格子上げさせて御簾(みす)を高く上げたれば 笑はせ給ふ。
『枕草子』< 第二百八十段 > より
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※このハナシの中の、その “ 香炉峰 ” を探してみると------------唐の詩人・白居易の『白氏文集』巻十六「香炉峰下に 新たに山居を卜して草堂初めて成り、偶(たまたま)東の壁に題する五首」のうちの第四首目に--------------
遺愛寺ノ鐘ハ枕ヲ欹(そばだ)テテ聴キ
香炉峰ノ雪ハ簾ヲ撥(かか)ゲテ看ル。
---------- 当時は学校でも教わりましたね。そんな事で、本モノ?の 香炉峰を探してみたのがこれでした。
※この件は、前にも載せましたが、写真、 絵、 を 改めて検索からお借りして、新しくしましたのでどうぞ。
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