2011年12月16日金曜日

戦争双六

 開戦間もなくの頃、小学校の各学級に どのような経路からだったのか「戦争双六」が配布され、それを廊下に向けて貼付するようにとか指示でもあったのか、各クラス共々、とにかく貼り出していた記憶があります。
 現物は さすが検索からも出て来ませんでしたが、雰囲気としては、下記、検索からお借りしたような絵柄でしたね。
 それはそれ、別に問題になる筋合いでもなかったと思うのですが、ただ、最後の上がりの箇所には、この戦争が大勝利に終わるのは間違いないとして、その時に貼付するようにと、ひと際大きい日章旗が別途用意されてあった事でした。

 
 ただ、問題になった??のは、大勝利にならぬうちに、それを貼付していたクラスがあった事で、それでは いかにも早過ぎると思いながら、大笑いしたのを憶えているのですよ。

 何を云いたいか?---------この戦争は日本の大勝利に終わるともなれば、つまり、まあ〜黙っていても勝つ事に連なるのであれば、誰が好んで戦地に赴く事を決意をするものか-----と、そのように受け取っても不思議でも何でもない、と、云う事になりますよね。
 事実、そうであったから、勝つ筈の戦いにも敗れ、最後は丸腰での降参、となってしまったのだ、と断言すら申したいとの気持ちもあるのですが?。

 戦意昂揚のフレーズとしては、どのような文言が相応しいのか、ムズカシイ問題には違いありませんが、勝つ事を簡単に約束する手形を発行するのは、最低最悪の方法であり手段であった-----と、それを知った事でもありましたね。

0 件のコメント:

コメントを投稿