流浪の民
ぶなの森の 葉がくれに 宴(ウタゲ)ほがい賑わしや 松明(タイマツ)あかく照らしつつ
木の葉(コノハ)敷きて倨居(ウツイ)する これぞ流浪の人の群れ 眼(マナコ)ひかり 髪清ら
ニイルの水に浸(ヒタ)されて 煌(キラ)ら煌ら輝けり
燃ゆる火を 囲みつつ~燃ゆる赤き 焔(ホノオ) 焚火(タキビ) 強く猛(タケ)き男(オノコ) 息(ヤス)ろう
め ぐ り男(オノコ) 息(ヤス)ろう 息(ヤス)ろう 女(オミナ)立ちて 忙しく 酒を酌(ク)みて さしめぐる
歌い騒ぐそが中に 南の邦(クニ) 恋うるあり
厄難(ナヤミ)払う 祈言(ネギゴト)を 語り告ぐる 嫗(オウナ)あり
愛(メグ)し少女(オトメ) 舞い出(イ)でつ 松明(タイマツ)あかく 照り遍(ワタ)る 管絃(カンゲン)の響き 賑わしく
連れ立ちて 舞い遊ぶ すでに歌い労(ツカ)れてや 眠りを誘う 夜の風 なれし故郷(コキョウ)を 放たれて
夢に楽土(ラクド)求めたり なれし故郷(コキョウ)を放たれて 夢に楽土(ラクド)求めたり
東(ヒンガシ)空の 白みては ねぐら離れ 鳥鳴けば何処(イズコ)往(ユ)くか 流浪の民
何処(イズコ)往(ユ)くか 流浪の民 何処(イズコ)往(ユ)くか 流浪の民
流浪の民~~
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この歌は上の姉が女学校の時買って来たレコードで、随分と聞かされましたね。
姉には全部暗記する必要があったのでしょう。
おかげで、こちらも全部暗記して現在に至っています。
それにしても、耳だけで聞いていたわけですから私には不明の語句があって、
それ等は、ずっと同じように不明のままでした。(赤字の文字)
その中でのニイルとはナイルとの事、今始めて知りましたね。
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