2010年8月11日水曜日

サムソンとデリラ



約20年間、イスラエルの士師となってぺリシテ人を裁いたことで知られるサムソンは、神の恩寵を受けて超人的な力を持っていた。
ライオンを倒したり、1000人の敵を一人で倒したとも言われていた。
しかし女に弱く、敵のぺリシテ人デリラを妻として迎えたので、民衆は嘆いた。

ところがこのデリラは、いわゆるぺリシテ人のスパイ的な目的を持っていた。
デリラは来る日も来る日も「あなたのどこに怪力が潜んでいるのですか」と問い続け、サムソンはその度に嘘をつき続けたが、彼はデリラを愛していたために我慢ができなくなり、ついに心の中を打ち明けた。

「わたしは母の胎内にいたときからナジル人として神にささげられているので、頭にかみそりをあてたことがない。もし髪の毛をそられたら、わたしの力は抜けて、わたしは弱くなり、並みの人間のようになってしまう。」
サムソンの怪力が長髪に隠されていたことを知ったデリラは、サムソンが自分の膝まくらで寝ているところを狙って長髪を切り、金と引き換えに彼をぺリシテ人に引き渡した。

怪力を失ったサムソンは、両眼をえぐられ、青銅の足かせをはめられ、獄中でうすをひき、
牢屋から呼び出されては、ペリシテ人の見世物にされる日々を送る。
ところが、生きていれば髪の毛はまた生える。長髪と共に怪力を取り戻したサムソンは、

「わたしの命はペリシテ人と共に耐えればよい」
と言って、ぺリシテ人の神殿の巨大な大黒柱を二つに裂き、神殿を全滅させ、自らもその下敷きとなって死んでしまったのである。

このハナシは、スケートでの曲として知っている人の方が多いかな。

「サムソンとデリア」より「パッカナール」サンサーンス  

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