<弁天小僧菊之助>知らざあ言って聞かせやしょう
浜の真砂と五右衛門が歌に残せし盗人の
種は尽きねえ七里ヶ浜、その白浪の夜働き
以前を言やあ江ノ島で、年季勤めの稚児が淵
百味講で散らす蒔き銭をあてに小皿の一文字
百が二百と賽銭のくすね銭せえ段々に
悪事はのぼる上の宮
岩本院で講中の、枕捜しも度重なり
お手長講と札付きに、とうとう島を追い出され
それから若衆の美人局
ここやかしこの寺島で、小耳に聞いた爺さんの
似ぬ声色でこゆすりたかり
名せえゆかりの弁天小僧菊之助たぁ俺がことだぁ!
浜の真砂と五右衛門が歌に残せし盗人の
種は尽きねえ七里ヶ浜、その白浪の夜働き
以前を言やあ江ノ島で、年季勤めの稚児が淵
百味講で散らす蒔き銭をあてに小皿の一文字
百が二百と賽銭のくすね銭せえ段々に
悪事はのぼる上の宮
岩本院で講中の、枕捜しも度重なり
お手長講と札付きに、とうとう島を追い出され
それから若衆の美人局
ここやかしこの寺島で、小耳に聞いた爺さんの
似ぬ声色でこゆすりたかり
名せえゆかりの弁天小僧菊之助たぁ俺がことだぁ!
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上に載せたセリフが面白かったので、中学か高校時代だったか 何となく暗記してしまった記憶がありますね。
ただ、検索からの、載せた文面が、それとは多少違っていたのでアップしてみたのですが〜 。
但し、どちらが正確か、と云う事ではなくして、このような例もある-----との視点で眺めてみて下さいませ〜。
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「知らざあ言って聞かせやしょう。
浜の真砂(はまのまさご)と五右衛門が、歌に残せし盗人(ぬすびと)の、
種は尽きねぇ七里ガ浜 、その白浪の夜働(よばたら)き、
以前を言やあ江の島で年季勤めの児ケ淵(ちごがふち)、
江戸の百味講(ひゃくみ)の蒔銭(まきせん)を、当てに小皿の一文子、
百が二百と賽銭の、くすね銭せえだんだんに、
悪事はのぼる上の宮(かみのみや)、岩本院で講中の、枕捜しも度重なり、
お手長講を札付きに、とうとう島を追い出され、
それから若衆(わかしゅ)の美人局(つつもたせ)、
ここやかしこの寺島(てらじま)で、小耳に聞いた*
祖父さんの、似ぬ声色で小ゆすりかたり、
名さえ由縁(ゆかり)の弁天小僧菊之助とは俺がこった。」
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