この作品は、太平洋戦争末期、日本の敗戦色濃くなった頃に描かれました。最初は、「増産 天使」という題名でた。国中、食物や着る物も 無くなり、国民に疲労と焦りが出ていた事でしょ う。小松均は、少女に美しい着物を着せ、沢山 の野菜を持たせ、国が少しでも豊かになる様に と祈って描いた事と思います。
戦後、題名は「大原女少女」とかわりました。 本来の大原女は、絣の着物を着て、頭には柴の束を載せていますので、これは、小松均が創 造した新しい大原女です。愛らしく、美しい絵で すが、裏側には、戦争という悲惨な時代が隠れ ています。是非共その事を念頭に置いて頂き、 平和の祈りと共に観て頂けたらと願います。
---------------------------------------------------------------------
0 件のコメント:
コメントを投稿