2010年7月8日木曜日

巌窟王


 主人公エドモン・ダンテスが無実の罪で監獄に送られ、そこで長い年月を過ごしたのち、脱獄して巨万の富を手にし、モンテ・クリスト伯爵として自らを陥れた者たちに復讐する物語である。1844年から1846年にかけて、フランスの当時の大手新聞「デバ」紙に連載されて好評を博し、同じく1844年から1846年にかけて18巻本として出版された。
日本では明治時代黒岩涙香が『史外史伝巌窟王』の題名で翻案。1901年(明治34年)3月18日~1902年(明治35年)6月14日、『萬朝報』に連載され、大好評を得た。以後、日本では長く『巌窟王』(がんくつおう)の名で一般に親しまれることとなった。なお、黒岩涙香の『巌窟王』は、当時の日本人がなじみやすいように人名や船の名前を日本風に変えているが(たとえば、エドモン・ダンテスは團友太郎)、舞台はヨーロッパのままであり、ストーリーも原作とほぼ同じである。
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 これは最高に面白い小説だったでしょうね。小説の「真髄ここにあり、と云っていい程だったのではありませんか?。
 読んだのは確か上下2冊に分かれていた戦前の本だったような記憶があります。これについては、かって長々と感想文を書いてHPに載せた覚えもあるのですが、一時、容量オーバーを怖れてカットした覚えもあり現在は消滅したままです。
 上の解説の中では、主人公エドモンドダンテスを「團友太郎」と書き換えてあるとありますが、私の方では「團太郎」と単純に覚えていましたね。「團友太郎」とは始めて気がつきました----------でも「 團太郎」ではなかったかなあ〜〜と今でもそう思っているのですがねえ〜。
 まあ〜その他については申す程の事はなく解説も省略しておきますが。
 最後にモンテ・クリスト伯が、エバ(だったかどうだったか)と共に船出して消え去って行くシーンなどロマンがあって痺れるような感動を覚えたものでした。

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