『星は光りぬ』(伊:E lucevan le stelle)
ジャコモ・プッチーニ作曲の歌劇『トスカ』の中でカヴァラドッシ(テノール)によって歌われるアリアである。
「星はきらめき」等とも呼ばれる。
オペラ「トスカ」第三幕で、間もなく銃殺される画家カヴァラドッシが、明け方の星に、トスカとの愛を想い、泣きながら歌うアリア。
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星は輝き、大地は芳しく
菜園の扉が軋み、
砂土に軽く触れるような足音がして
彼女が芳香を纏って入ってくる
ああ、あの甘いキス、誘うような抱擁
震えながらヴェールをとり、彼女の姿を露にした!
僕の愛の夢は永遠に無に帰した。
時は過ぎ、
絶望の中に僕は死ぬ、絶望の中に僕は死ぬ。
今ほど命を恋しく思うことはなかった!
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(別の和訳から)
星も光りぬ
星も光りぬ
土の香りも
ほのめく宵に
庭の戸はきしりて
人のかげ見ゆ
走り寄るわれ
燃ゆる心に手を取れば
星明かり
闇に浮かぶ 花のおもは
あわれ消えはてし夢よ
棄(す)つる身の
いまわの思い いまわの思い
幸(さち)の日はとわに逝きぬ
ああ去りぬ
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ともあれ、アリアでは最高に有名な曲かもね。
詩の文言よりは、とにく曲が優先でしょう〜。
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