2010年7月31日土曜日

「ライエルマン」シューベルト



「ライエルマン」はシューベルトの歌曲集「冬の旅」の最後の曲。淋しい曲ですよ。

 この曲を実際に聞いた事がありました。高校時代だったと思いますが--------- 歌手は 木下保、当時のナンバーワンのバリトンだったでしょう。
 会場は山形市の小学校の講堂(なにせ、当時は公民館等の公共施設は何も無かった時代)分けの分からぬ者どもを含めて、押すな押すな、の大混雑大盛況でした。

 終わったその日の夜、今度は、そちら関係の方に頼まれて?宿舎の旅館に一緒に出向いてレポート記事の原稿を書かされたのでした。
 詳しい記憶は勿論残っていませんが、一緒の席に座られた伴奏のピアニストの方、美人でしたなあ--------暫くは、そのイメージが残りましたね。
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 木下保 きのした-たもつ
1903-1982昭和時代テノール歌手,音楽教育者。
明治36年10月14日生まれ。昭和7年ドイツにわたりベルリン音大にまなぶ。帰国母校東京音楽学校(現東京芸大)教授をつとめるかたわらリート歌手として活躍。21年辞職し,藤原歌劇団のオペラ出演した。昭和57年11月11日死去。79歳。兵庫県出身
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冬の旅の最後は「ライエルマン」、とにかく暗〜〜い 曲ですよ。

Der Leiermann.

Drüben hinter'm Dorfe
Steht ein Leiermann,
Und mit starren Fingern
Dreht er was er kann.

Barfuß auf dem Eise
Schwankt er hin und her;
Und sein kleiner Teller
Bleibt ihm immer leer.

Keiner mag ihn hören,
Keiner sieht ihn an;
Und die Hunde brummen
Um den alten Mann.

Und er läßt es gehen
Alles, wie es will,
Dreht, und seine Leier
Steht ihm nimmer still.

 Wunderlicher Alter,
Soll ich mit dir gehn?
Willst zu meinen Liedern

Deine Leier drehn?


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