ミレー自身及びヴィクトリア朝の最高傑作と名高いこの作品は、1862年のロイヤル・アカデミー展に出品したもので、言うまでもなくシェイクスピアの『ハムレット』のヒロインを題材にしたものである。川の流れに仰向けに浮かぶ少女のモデルは、後にロセッティの妻となるエリザベス・シダルである。
オフィーリアは多くの画家がモチーフにしているが、中でもミレーのこの絵は、物語中の描写を忠実に表現している事で知られる。
日本でも非常に有名な絵画の一つであり、夏目漱石の小説『草枕』にこの絵に言及した箇所があることはよく知られる。 また、日本画家の山本丘人がこの絵画の影響を受けた『水の上のオフェリア』(原題:『美しき屍』)を描いている。
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昔の我が家の近くには山形城趾があり、その周囲は濠で囲まれてありました。その濠は、それなりに大きい濠で、それもあってか、戦中から戦後にかけて、延べ何人かの入水自殺者の屍体を見ました。
その様子からイメージとして強く残っているのは、すべての死者に共通している白鑞の如き “ 目を瞑った死に顔 ” でしたね。
目を開いている屍体は一件もなかった気がするのですが------------。
私の方の 見間違いだったのかなあ〜〜。
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