2010年9月22日水曜日

人間魚雷「回天」

 
 戦後すぐの新聞切り抜きから


 回天(かいてん)は、旧日本海軍の特攻兵器の一つで、人が乗り組み操縦できるよう、九三式三型魚雷(通称「酸素魚雷」)を改造した人間魚雷。炸薬量は1.55トンあり、一撃で戦艦でも撃沈できるとされた。的(てき)、〇六(マルロク)との別称もある。「回天」は、「天を回らし戦局を逆転させる」との意味。必死必殺の救国兵器として考案された。

 兵器として特性に問題があると指摘された、その主なものは、
• 魚雷改造の艇のため後進ができないこと。
• 旋回半径が大きすぎること。
• 最大80mしかない潜航深度が母艦の大型潜水艦の深度を制限し水中機動の妨げになること。

 全長14.75メートル
 ※ 現在、靖国神社で見られますが、現物は結構大きいと感じましたね。
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 肉食動物は自殺はしないが、草食動物では、群れを守る一存から、己の犠牲を厭わぬケースが多い、と聞いた事がありましたね。

 回天は、切羽詰まった「草食日本人」ならでの当然の産物だったのかも知れません。

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