2012年2月19日日曜日

コンタックス

    コンタックス
 
    あの頃の ニコン

 コンタックスはライカと並ぶ傑作機でした。このカメラについての文献や記録はいくらでもありますので、改めてここであれこれ申す事はしません。

 (上記現物はウン10年前、ドイツ・ケルン市のカメラ屋で6万円あまりで購入、数年後 処分。)

 使い勝手はどうだったか---まず、その重さに閉口しました。

 更に フイルム巻き上げの渋いこと。裏蓋をあけてのフイルムの入れ難さ。 シルバー層にはきつい距離計の操作。

 その他いくらでもあります。然し、往年のフアンを魅了したスローシャッターを切った時の独特の 音---それは しばしば「ねずみの泣き声」に例えられた。---確かに、たまらない音色で響いてきました。

 キャノンがライカの模倣からスタートしたのに反し、ニコンがターゲットにしたのはこのコンタックスでした。
 レトロブームに乗って、ニコンが限定復活させた1958年発表の名機「ニコン・SC」の姿はまさにこのコンタックスを彷佛とさせるデザインでした。

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