コンタックス
あの頃の ニコン
コンタックスはライカと並ぶ傑作機でした。このカメラについての文献や記録はいくらでもありますので、改めてここであれこれ申す事はしません。
(上記現物はウン10年前、ドイツ・ケルン市のカメラ屋で6万円あまりで購入、数年後 処分。)
使い勝手はどうだったか---まず、その重さに閉口しました。
更に フイルム巻き上げの渋いこと。裏蓋をあけてのフイルムの入れ難さ。 シルバー層にはきつい距離計の操作。
その他いくらでもあります。然し、往年のフアンを魅了したスローシャッターを切った時の独特の 音---それは しばしば「ねずみの泣き声」に例えられた。---確かに、たまらない音色で響いてきました。
キャノンがライカの模倣からスタートしたのに反し、ニコンがターゲットにしたのはこのコンタックスでした。
レトロブームに乗って、ニコンが限定復活させた1958年発表の名機「ニコン・SC」の姿はまさにこのコンタックスを彷佛とさせるデザインでした。
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