2010年12月8日水曜日

高村光太郎

 
 
 高村光太郎 十二月八日
記憶せよ、十二月八日。
この日世界の歴史あらたまる。
アングロ サクソンの主権、
この日東亜の陸と海とに否定さる。
否定するものは彼等のジャパン、
渺たる東海の国にして
また神の国たる日本なり。
そを治しめしたまふ明津御神(あきつみかみ)なり。
世界の富を壟断するもの、
強豪米英一族の力、
われらの国に於て否定さる。
われらの否定は義による。
東亜を東亜にかへせといふのみ。
彼等の搾取に隣邦ことごとく瘠せたり。
われらまさに其の爪牙を摧かんとす。
われら自ら養ひてひとたび起つ。
老若男女みな兵なり。
大敵非をさとるに至るまでわれらは戦ふ。
世界の歴史を両断する
十二月八日を記憶せよ。
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以上、高村光太郎の、大東亜戦争勃発 での詩文でした。

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