2011年4月30日土曜日

辻音楽師 Der Leiermann-3

 

 

 
  これは手持ちのCDのジャケット。

  辻音楽師 Der Leiermann(シューベルト「冬の旅」より)~

「冬の旅」は、恋にやぶれさすらいの孤独な長い旅を続けてきた男のモノローグで綴られていきます。その最後に歌われるこの歌は、見るも哀れな手琴弾きの描写に始まり、誰も振り向かない中で黙々と手琴を弾き続けるこの老人に向かってこの男が語りかけるところで終っています。「風変りな手琴弾きのおやじさん、あんたと一緒に歩いてもいいか?・・・」孤独な手琴弾き、すべてをなりゆきに任せ黙々と手琴を回す老人の姿に、この男は自分の境遇と重ね合わせ、やっと自分の居場所を見つけたのでしょう。人はひとりでは生きていけない。誰かと共に手を携えて歩いて行く。そして自分に与えられた道を黙々と歩いて行く。絶望の淵から希望の光へ・・・。

 ------------- 以上、検索から。

 機会があったら是非お聴きになってみて下さい。

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