2011年5月24日火曜日

「玉砕」とは

 第二次世界大戦中の大本営発表でしばしば用いられた表現で、部隊が戦地において全滅し、消滅してしまった状態のことである。撤退が困難な状況に追い込まれた島嶼戦において発生した。
 玉砕とはあくまで状態の追認であり、正式な玉砕命令というものは存在しなかった。実際には撤退困難と判断した参謀本部軍令部が現場の兵士を部分救出すらせず放棄し、兵士の投降をも許可しなかったので、戦地に残された部隊は全滅した。
 しかし、敗北、全滅などという表現を用いることは大本営指導部には耐えられるものではなく、全員死亡の事実を報道の際に美化するために用いた軍事宣伝用語であると考えられる。

 
 
 米軍が写したと思われる写真は多数残されているのですが、いずれもが同じ状況下にあるので、どの写真が どこの玉砕を写したのか、いろいろやっているうちに判らなくなってしまいました

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