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高村光太郎の詩
この詩は、上に載せた「読売新聞」の見出しのすぐ下の広告、その下に載せてありました。
------------- 小さ過ぎて判別できないようですが。
危急の日に
「此日天気晴朗なれども波高し」と
あの小さな三笠艦が曾て報じた。
波大いに高からんとするはいづくぞ。
いま神明の気はわれらの天と海とに満ちる。
われは義と生命とに立ち、
かれは利に立つ。
われは義を護るといひ、
かれは利の侵略といふ。
出る杭を打つたんとするは彼にして、
東亜の大家族をつくらんとするは我なり。
有色の者何するものぞと
彼の内心は叫ぶ。
有色の者いまだ悉く目さめず、
憫むべし、彼の願使に甘んじて
共に我を窮地に追はんとす。
力を用いるはわれの悲しみなり。
悲愴堪へがたくして、
いま神明の気(き)はわれらの天と海とに満ちる。
以上、高村光太郎ですよ!・・・お忘れなく------。
------------------------------------------開戦の日、それは私が小学校2年生の時。
その日は月曜日、全校生が講堂に集まる日。
確か 今泉先生だったと思いますが 壇上で「今日から戦争が始まりました・・・」と、そう云われたのを覚えています。但し、記憶はそれだけ。・・・・だからどうだ、とかの言う種も何もありませんね。黙って聞いていただけ、 とは申せ、それが たった一つ 記憶の “ 財産 ” として残っています。
マレー半島には、その日の早朝に上陸を開始していますね---------とすると、開戦は、かなり前から周到に準備されていた と云う事になりますが・・・。
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