戦後間もなくの頃か、熱があった場合などに注射として医者が使用したペニシリンの効果は抜群のものがありましたね。
加えて、それらの医者や薬局でのお勧め品には、 確かに、この写真のようにペニシリンの軟膏までありました。
とにかく、その治癒力!は抜群でした。
--------- ともあれ、私共が小学校当時は、夏になると、手足のオデキに悩まされるのが常でしたよ。その遠因には栄養不足の生活、それこそ第一の原因だったのでしょうが。
まあ〜その治療するにしても、いろんな膏薬を使用したところで効き目がなかったので、高湯温泉で取れる硫黄主体の「湯の花」を固めたモノ?を風呂の湯に入れて、乳白色に溶けたところで入る、と、これぞ一種の慰め療法?------それが最高の治療法であった、と、そんな記憶もあります。
とにかく、オデキとなれば、治療方法としては、その程度の対応策しか無かったのだと 今でもそう思いますね。
それが戦後になって、突如出て来た ペニシリンでは、かなりひどいオデキでも、みるみるうちに潰瘍部分が新しい皮膚に再生するサマを数日も経ずにしてみる事が出来たのですから驚きましたよ。
大変なクスリが出て来たもんだと、本当に最敬礼!!しました。
------------ただ、現在では、その使用が禁止されているとの事ですから、残念にも思う反面、対応する新薬も揃っている事だろうと、安心はしていますが。
下記は、検索による そのペニシリン禁止についてです。
抗菌剤の分類上ではβ-ラクタム系抗生物質に分類される。
発見後、医療用として実用化されるまでには10年以上の歳月を要したが、1942年にベンジルペニシリン(ペニシリンG、PCG)が単離されて実用化され、第二次世界大戦中に多くの負傷兵や戦傷者を感染症から救った。
以降、種々の誘導体(ペニシリン系抗生物質)が開発され、医療現場に提供されてきた。
1980年代以降、日本国内においては主力抗菌剤の座をセファロスポリン系抗生物質やニューキノロンに明け渡した感があるが、ペニシリンの発見はこれらの抗菌剤が開発される礎を築いたものであり、しばしば「20世紀における偉大な発見」の中でも特筆すべき一つとして数え上げられる。
但し、現在はその使用は禁止されている。
簡単に言えば皮膚に外用することにより抗体を生じ、次に投与した時にアレルギー(ショック)を起こすという図式である。皮膚にはランゲルハンス細胞があり、坑原提示能がある。従って免疫反応の場である皮膚に外用する危険性が如実に現われた例と考える。ちなみに現在はペニシリン軟膏は禁止されており、抗生剤の外用としては感作能の低いゲンタシンやテトラサイクリンが使用されている。植皮などの手術部位にセファメンジンの湿布をするドクターがいるが、同様の理由で勧められるものではない。(現在の所ショックの報告はないが)
0 件のコメント:
コメントを投稿