昔々の「講談社の絵本」から「源為朝」の絵ですが、ここでの絵は、すべて古式に倣って、遠近法を用いてはいません。従って、居間の敷板を見れば分ると思いますが、ご覧の通り、手前も奥も、同じサイズで描かれていますね。
加えて、人物も同じで、遠くの人物も、手前のも、全く同じ大きさですよ。
本来であれば、おかしいと思う筈ですが、別に そうとも感じませんね。
---------と云う事で、画法では絶対的条件である遠近法も時と場合によりけり、と、日本画では、全く無視のまま現代に至っているケースもあると云う事なのでしょう。
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