2011年7月30日土曜日

藤村操

  

 

 若くして華厳の滝に飛び込み自殺した 藤村操、その時記した「巌頭之感」、有名な文言でしたね。

 巌頭之感
悠々たる哉天壤、
遼々たる哉古今、
五尺の小躯を以て此大をはからむとす、
ホレーショの哲學竟(つい)に何等のオーソリチィーを價するものぞ、
萬有の眞相は唯だ一言にして悉す、曰く「不可解」。
我この恨を懐いて煩悶、終に死を決するに至る。
既に巌頭に立つに及んで、
胸中何等の不安あるなし。
始めて知る、
大いなる悲觀は大いなる樂觀に一致するを。

以上---------それはさておいて、その時の彼は和服姿で飛び込んだ(袴姿だったと思うのですが)との、絵を何度か見て知っているのですが、現在の検索からでは出て来ませんね。

ここはやはり和服姿でないと感動を共にするのにムリが生ずると思うのですが、いかがでしょうか。

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