2011年1月24日月曜日

土門拳

 
 
 土門拳は、ドキュメント、人物、仏像、建築、風景、そのいずれにも忘れがたい作品を残し、日本の写真史に巨歩を記した。戦後いち早く「カメラとモチーフの直結」「絶対非演出の絶対スナップ」による「リアリズム写真」を提唱し、写真界に大きな影響を与えた。また、脳出血で倒れた後も車椅子での撮影を続け、完成したライフワーク「古寺巡礼」でも知られる。

 1909年山形県生まれ。東京の宮内幸太郎写真場で修業後、日本工房に入社。戦後はフリーになり、1950年代には『カメラ』誌を舞台にリアリズム理論を展開し、写真集「筑豊の子どもたち」「ヒロシマ」などでその成果が結実する。1990年、逝去。1981年、土門拳賞が創設され、1983年には酒田市に土門拳記念館が開館する。芸術選奨文部大臣賞、菊池寛賞、紫綬褒章など受賞、受章多数。

www.domonken-kinenkan.jp/(土門拳記念館)

 載せたのは----
“しんこ細工−浅草雷門 東京” 1954年

0 件のコメント:

コメントを投稿