2010年11月19日金曜日

昔の衆議院議院選挙公報 

 
 
 昭和21年4月当時の切り抜き帳
 以下、後年(平成7年)付記のコメント。

 衆議院議員選挙公報
 昭和21年4月10日執行 山形県選挙区 山形県知事 村山道雄

 ピンク色のコメント箇所が 以下。

戦後間もなくの輿論調査では、天皇制を支持する者約 70%、圧倒的な数字であった。
又、政治に要望する第一の条件は 食料問題。従ってこの時の選挙は この二点に論点が集約されていた。
天皇制に明確に反対したのは共産党のみ、社会党は態度不明。あとの自民党、進歩党、その他は天皇制支持である。
食料問題については、どの党も似たような主張で、違いは、はっきりしていない。
それにしても、改めて当時の公報をくわしく読んでみると、とても これが日本とは思えず、どっか外国の、未開の王国の選挙公報のように見える。

 ブルー色のコメントは以下。
日本自由党、牧野寛索は、当時「マキカン先生」と呼ばれて、山形では名の売れた政治家であった。
ただ、マキカン先生は、何を云っているのか はっきりわからない、--------- そんな評判を聞いた事があったので、五十年後の今日、その公報を読んでみると、成る程判らないと云う意味が わかるような気がする。天皇制を情緒的な立場から支持する反面、国営企業やら、土地開放やらを叫んでいるので「保守」「革新」のイメージがどこにあるのか、不明確になっている。
然し、これは一人マキカン先生のみならず、全般的に意味不明箇所が多く、いささか低tレベルの公報になっているように思える。

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