私は山形出身です。
最近は同じ山形出身の同級生等に会ったりするにつけ思う事に、ひょいと気がつく事に、何故か、山形のレッテルを外さずに、あの頃のままの田舎者で、〜加えて、そのままの姿で現在に至っている ・・・そんな御仁が多い・・・と、そう思う事があります。
それはそれ、かつては、 ちょっと東京に行って来たとなると急にズウズウ弁が東京弁になるようなキザな奴もいたものでしたよ。
ただ、いくら標準語のつもりで話しても“ふるさとの なまり懐かし”・・・ なんとやら・・・中途半端な標準語、そんな言葉で恥を掻いたハナシも、いろいろ聞きました〜。
そんな例からのハナシを、ひとくさり〜〜・・・
山形では、荷物のようなモノを相手に持ってもらう時は「持ってくれ」の代わりに「たがってくれ」と云うのですよ。「持つ=たがく」なのです。
それを前置きにして、山形の ある男の話ですが・・・。
上京の際 上野に着いて、手に持った荷物を 迎えに来た東京人に 持って貰おうと思い、丁寧に東京弁で話したつもりで「たがって下さい」と云ったところ、持ってくれるどころか、何故か 後ずさりを始めたのだそうですよ。
彼はその男が 持つのがイヤなのだろうと察し、カサにかかって?大きい声で更に「たがって下さい!」と申し付けたところ、その男は慌てて更に後ずさりしたのだそうな。
まあ~~迎えに来た男が「たがって下さい」を「下がってください」と聞き間違えたための単純ミスだったわけですが、下がった当人にとっては勿論 笑い事では済まされない大きな問題だったでしょう。
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別途、
これは方言での話ではありませんが・・・旧友の話で、その昔、下宿に一人でポツンとしている山形から来た友人を訪ねたら、彼は火鉢で餅を焼いていたのだったとか、それを見て、餅でよかったとか思ったそうな。
もしかしたら、糞真面目な彼の事だから、白足袋を餅と間違えて、 それを知らずに 餅網の上で、箸で ならしながら せっせと 焼いていてもおかしくないな、とか思ったとか・・・
そう聞くと、そんなサマが想像される山形人だっただけに爆笑しましたね。
〜ホントに 彼なら やりかねないと思いましたよ。
云われてみれば、そんな光景があっても不思議ではない真面目な人物は結構世の中にいるとしても、特に東北地方には多いのかも〜----- そうも思いました。
絵は、山形人の代表?と評された、かっての------随分と昔になるでしょうか、TVマンガ出演?の「勉三さん」
以上、ここでの、このハナシは、現在も HPの どこかに載せてある筈の?文面の 下書きからです。
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