2012年5月17日木曜日

天子様の赤子



天子様の赤子せきし)の成れの果て
-----戦中戦後の赤子達の生きざま---- 

天皇陛下は、かって「天子様」(てんしさま)と呼ばれていましたね。
 普段の会話には「天皇陛下」という正式名は恐れ多い名という事で滅多に登場しません。

 必要な場合は常に「天子様」とお呼びして済ませていました。


 一方、我々は天子様の子供という事で「赤子(せきし)」と云われていたものです。
 その我々赤子は一体どんな姿形で毎日を生きていたか?。

 当時、我々小学校の平均的なツラ構えは載せた絵のようなもの・・・。


 絵がそれ〜、小国民だった「赤子」。
 この顔などは戦後に至るまで続きましたね。

●頭髪は「トラ刈り」
●トラ刈りの頭の中に「しらくも」がへばりついていました。
●マユゲには、なんと「フケ」が溜まっていました。
●目は今では珍しい「トラホーム」で赤茶色に澱んでいました。
●トラホームのせいもあって「目ヤニ」で目はグッチャグチャ。
●耳たぶ は「しもやけの跡」で、千切れていたり、ふくらんだりしていました。
●「耳ダレ」のため、耳の穴は掃除したことがない。
●鼻汁は常に「ネギッぱな」
●ほっぺたには薄銀色の「ゼニタムシ」
●うまいものを喰わないので、「歯だけはピッカピカ」。

※全体のイメージでは、頭が小さく、顎が張っている。従って頭が軽いので、走るのは速い。転ばない。一方、顎が強いので、ガツガツと何でも食いちぎって飲み込めた。

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