【コピアポ共同】チリ北部コピアポ郊外で起きたサンホセ鉱山の落盤事故で、地下約700メートルに閉じ込められた作業員33人のうち最初の1人が13日未明(日本時間同日午後)、救出用カプセル「フェニックス(不死鳥)」で地上に引き上げられ、生還した。8月5日に落盤事故が発生してから69日ぶり。前例のない「奇跡の救出」作戦は世界の注目を集めた。
チリのピニェラ大統領が立ち会うなど、国家の威信を懸けての救出作戦となった。
作業員は順次、大型重機を使って次々と引き上げられ、作戦開始から48時間以内に全員を救出できる見通し。長期間、地下の極限状態に置かれた作業員の心のケアなどが今後の課題となる。
8月22日に全員の無事が確認されてから、救出用縦穴3本の掘削が進められてきたが、今月9日、うち1本が地下の坑道まで貫通。当初4カ月かかるとされた救出時期は、急ピッチの作業で大幅に早まった。
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