2010年8月13日金曜日

空海と水銀


 ※ 空海上人の遺言

 空海上人の最期は水銀中毒によるもので、空海上人は意図的にそうする事で自らを即神仏とし、

 更に水銀によるミイラ化を望んだとされている。

「濁乱濁世不違吾誓願可涌湧水金」

(濁乱濁世なりともわが誓願に違はざれば水金を湧かすべし。)

『後世いかなる世でも高野山の水金(水金とは水銀を指す)の存在を忘れるな 』

 空海上人はこのような遺言を残して世を去った。

高野山の槙(まき)の木

 「高野槙」といえば有名です。さすがに高野山に行くと見事な槙の森が一面に見 られます。

 又、高野山の市街地では、道端で高野槙を小束にしたものを小母さん達が売っている風景を見受けます。

 何に使うのか聞いたところ、花と同じように仏前に供えるとの事。

 ※ 空海上人はこの高野槙を水銀鉱山の坑内照明用に使うよう命じた、とあります。

 他の樹木と違って、この高野槙の場合は燃えても油煙を出さないので、生産能率が飛躍的に上がった、

 と云われているとの事です。その当時の功績を献花というスタイルを取って現在に至る迄称えているのでしょう。

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 ひょいと、空海と水銀のハナシ、そんなハナシを思い出しました。
 詳しくは、私のホームページにありますので、興味のある方は御覧下さい。

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